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ヘルベチカと原研哉

10月25日(土)

dokeさんに連れられてヘルベチカ展と原研哉展はしごしてきた。どちらも展示作品数は少なくて、軽めの展覧会だったけれど、とても充実した内容だった。

A tribute to Typography 〜ヘルベチカの過去・現在・未来

@ラフォーレ原宿 Helvetica展公式サイト

ドキュメンタリー映像DVD発売に合わせて開催された、サンセリフ系ローマ字書体"Helvetica"の展覧会。

ヘルベチカの歴史から始まって、金属活字、ファミリー/タイプフェイスの特徴、他の書体との比較、ヘルベチカが使用されているグラフィックデザイン、ロゴ、レコードジャケットなどが展示してあった。

こういう計算されてデザインされたフォントなりグラフィックは大好きだ。憧れる。東京オリンピックのパンフレットやPanasonicのロゴなど、これヘルベチカだったのか!と改めて気付く点がいっぱいあった。

groovisions大日本タイポ組合など、グラフィックデザイナーによるヘルベチカを用いた作品も展示されていた。

展示作品の他に、発売されたばかりのドキュメンタリー映像が流れていて、展示作品よりこっちの方がとても魅力的だったけれど、上映時間が1時間半もあって全部見るには時間が足らず、しぶしぶ会場を後にした。 Helvetica shopで物欲が出てきたけれど我慢。

「白」原研哉

@ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg

グラフィックデザイナー原研哉の個展。「」を出版したのを記念して開催されたんだと思う。白と黒、光と影、銀、透明を感じる原研哉の世界観が凝縮された展覧会でした。

gggは2フロアあるけれど、思っていたよりそんなに広いスペースではなかった。そりゃーまー大阪のdddと比べると広いけどな。ddd狭すぎっていう。

1FはKENZOの香水ボトル、白金のパッケージ、雑誌『一冊の本』、富士通らくらくホンベーシックなどプロダクト系の展示。作品と合わせて「白」に対する考察が各所に散りばめられていて、それがあったから展示数少なくても充実したように感じたのかなぁ。

白があるのではない。 白いと感じる感受性があるのだ。 だから白を探してはいけない。 白いと感じる感じ方を探るのだ。

こういう観念的な考え方があるとただのプロダクトデザインなのに深みが増すというか、芸術的作品?アートになるんだなと思った。

地下1Fには水のインスタレーション作品が3つ展示してあった。

  • 「蹲踞(TSUKUBAI)」 天井から降り注いだ水滴が流しそうめんみたいなすべり台を伝って、大きな円形の皿に投げ出され、遠心力でぐるぐるまわって中央の穴へ消えていくオブジェ。
  • 「鹿威し」 ガラス製の鹿威しから放たれる水が、パチンコ台のようなボードの上を、透明な玉となって転がり落ちていくオブジェ。WATER展にも展示されていた作品。
  • 「WATER LOGO」 黒い布から水滴で文字が浮かんできて、その一粒一粒が大きくなると、布の表面をすべり落ちていくオブジェ。光があたるとキラキラしてダイヤモンドみたいだった。

水球の動きが気持ちよさ過ぎて、ずーーーーっと眺めていても飽きない。インテリアとして小さいサイズのオブジェが欲しいなぁ

YouTubeに関連動画があった!っていうかこれで展覧会の全貌が見れるやん。

その後、銀座アップルストアiPhoneのアダプタを交換し、新しいMacBook触ってきた。みんなMBに群がっていた。やっぱ触ると欲しくなっちゃうよなー。っていうか周りの人みんなMB買いすぎです><

あぽーすとあの前にはもれなく松屋があるので、原研哉繋がりで店内をうろうろして帰宅った。