あーちゃんねる

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理由

東京の超高層マンションで起きた一家4人殺人事件。 しかし、さまざまな証言や調査の結果、被害者はみなまったくの他人同士であったことが発覚する。 彼らはいったい何者なのか。加害者は誰なのか。 関係者の証言が積み重なっていくうちに、驚くべき事実が明らかになる。 映像化不可能と言われた宮部みゆき直木賞ミリオンセラーを、大林宣彦監督が完全映画化。 (2005 / 日本 / 監督:大林宣彦

これは既に小説の方で読んでいました。 小説の映画化って大概ハズレが多いから、小説だけ読んで自己完結することが多いのですが この作品は大林宣彦が監督を務めたものであり あの証言者の語りで繋げていく話をどう表現するのだろう? という興味があったのでTSUTAYAで借りて見ました。

特典映像で大林監督が「小説に忠実に作った」と言った通り、 証言者が語っていく中で話が進行するものになっていました。 (まぁこれがなかったら只のサスペンス映画だしね・・・) 実験的な映像にはなっているとは思いますが やっぱ映像化すると長ったらしく感じてしまいますね・・・ でも原作の本質は突いているし 107人もの登場人物が居るのに、それぞれの想いが散乱せず、 まとまってストーリーの流れが出来ていた。 (既に原作を読んでいたからこそ話の筋が理解ったっていうのもあるけど) 社会派ミステリーのくせにノスタルジックなのも大林監督の味なんだろうなぁ あと、エンディング曲が怖かった・・・

★★★☆☆