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ひびのこと

8/3(土)

中川正子さんの写真展「Rippling」へ。 前日にインスタを眺めていたら展覧会やってることに気付き、滑り込みで行ってきた。

www.instagram.com

会期中は一冊の本だけを売る本屋というコンセプトの銀座・森岡書店で開催されていた。 電車の乗り換えに失敗しながらもようやく銀座にたどり着き、思えば久々に一人で展示会に来た気がする。

単に暑い日だったというのもあるけど、訪れた人達の作品を見る視線がとても熱いように感じて、会場はじわじわとほてるような暑さだった。

本人も在廊していらして、サインしてもらってる方を横目に「忙しそうだし写真集だけでも買うか…」とレジに並んでいたら、正子さんの方から声をかけていただいて、基本ミーハーなのでテンパりながらも「是非お願いします!」とサインいただいた。(実は以前の展示会でもちゃっかりサインをもらっていた)

何をきっかけに来たのかと言う問いに、恥ずかしながらも「ナカマサニッキから見ていて…」と答える私。 「あの頃撮っていた写真と今とでは全然ノリが違うけど大丈夫?」 「あ、自分も全然変わりました!」 「変わるよね。でも根っこのところは全然変わらないよね」 とざっくりだけど、こういう感じの会話をした。

本当に、全然変わってしまったし、でも全然変わってないよなと思う。

正子さんの写真は、写真におさめる光の受け取り方がとても詩的で(どういう光が詩的なのかと問われるとうまく言えない)、それが文章とマッチし、当時の自分は大学生且つテキストサイトに影響受けた人間だったので、どんな写真よりもめちゃくちゃ響いてて、ずっと大切にしてる好きなものの一つだったりする。

写真展も行ける範囲であればなるべく行くようにしてたつもりなのだけど、手持ちの写真集を見返してみると最後に行ったのは2014年で5年も前だった。(その時はharuka nakamuraのLIVEも開催されて、しかも積雪がやばかったけど好きが重なりすぎて尊みが広くて頑張って行った記憶w)

この5年で自分の生活、というか人生は劇的に変化してしまい、別人になってしまったんじゃないかと思うくらい変わらざるを得ない出来事が立て続けにあった。 でも大切にしているものはずっと変わらなくて、それが正子さんのいう「根っこのところは全然変わらない」というところにも通じて(具体的にそれが何かは説明できないが)そこは変わらないままの自分でいてほしいなと思った。